元・公立中学校教員のしまねこです。
自律神経失調症で休職。
教員になって2年目で退職しました。
退職してから4年ほど経った現在の様子を書いていきます。
休職、退職したとき、先の見通しがたたず不安になりますよね。
私も休職、退職したときはネットで体験談を探したものです。
あまり見つかりませんでしたが・・・
私自身も先行き不安な状態ではありますが、経験者の話が何か少しでも参考になりましたら幸いです。
◇仕事・収入
退職から4年目の現在、自宅で小さな学習塾を営業しています。
もともと母親がやっていた仕事を、なりゆきで一緒にやることになりました。
発達障害グレーゾーンの生徒さんが多いです。
1対1の指導なので、自然とそういう生徒さんが集まってくるようです。
基本は1日に1時間、多くて3時間ほど授業をします。
授業準備はもちろん無給ですが、時間だけはあるので納得いくまで準備しています。
教員時代も「準備に時間をかけすぎ」と言われたこともありました。
結局、私は教材研究が好きなんだと思います(笑)
授業はやっぱりちょっと緊張するし、あんまり気が進まないけど・・・
1対1なのでなんとかこなしています。
受け持ち生徒は6人。
収入は少ない月で3万円くらい。多い月で7万5千円くらい。
実家暮らしです。
いまだに奨学金の返済はストップ。
年金の支払いも猶予してもらっています。
情けないことです。
正直、塾の仕事では今以上に収入を上げることは難しい気がしています。
低学力の生徒さんが多いため、一人一人に手をかけたい。
そうするとあまり生徒を増やすこともできない。という感じ。
集団授業だともっと稼げるけど、あまりやる気になれないし。
副業を探すか。
(でも塾をやるだけでけっこう疲れているし、これ以上新しいことできるかな・・・)
あっさり塾をやめて就職か。
(でも就職して体調を崩さず働き続けられるのか・・・)
こんな感じで数年間ずっと堂々巡りです。
奨学金や年金については限界まで猶予し続けて、どうにもならなくなったらまた考えようか・・・などと開き直りつつあります。
◇健康状態
胃の調子はすっかり元通り。
揚げ物でもなんでも食べられるようになりました。
はり治療のおかげで頭痛も軽くなりました。
頭痛薬を飲む頻度も、1か月に数回に抑えられています。
ただ、疲れやすさはまだ残っています。
運動して体力をつければクリアできるのかも・・・。
とは思いつつ散歩をサボり続けています。
◇まとめ:収入は少ないけどなんとか生きてる
就職してない・低収入・実家暮らしの20代。
周りからは「大丈夫!?」と思われているでしょう。
私も一時は人生終わった!?と思いました。
でもよく考えると
塾では保護者さんに感謝されて。
好きなものが買えるくらいのお金があって。
家族・親戚もまあまあ仲良くて。
可愛いペットがいて。
そこそこいい生活をしてるんじゃないかと思えてきました。
いま大河ドラマの「光る君へ」にハマっていますが・・・
あの紫式部も、宮仕えを始めて豊かな暮らしができるようになったのはわりと人生の後半だったそうです。
彼女の父にしても、長い間(10年とか)仕事がないこともありました。
だれにでも不遇の時代はあるもんだと思うと気楽になれます。
お読みいただきありがとうございました!