元・公立中学校教員のしまねこです。現在は自宅で小さな学習塾を営んでいます。
教員になって2年で体調を崩し、自律神経失調症で病休&休職。そして退職。
退職してからも体調の関係で再就職は難しく、自宅(実家)で働くことになりました。
と言っても私自身が一から事業を起こしたわけではありません。
前々から母親が自宅で学習塾をやっていたので、それに便乗した形です。家業手伝いに近いですね。
今日は、自宅で学習塾を始めた頃のことを書いてみたいと思います。
◇当時の体調は?
塾で働き始めた頃の体調は、
・気温の変化により、頭痛やだるさが出る。
・風邪をひきやすい。
・ちょっとしたことで疲れやすい。
・疲れると極端に食欲が落ちる。
といった感じ。一見たいしたことない症状なのですが、以前のように長時間は働けない。会社に勤めても、しょっちゅう休んでしまうだろうな~という状態でした。
急に暑くなるなど、気温の変化が大きい日は特にしんどいです。身体がグッタリと重く、頭も働かず、活動できないことが多々ありました。
体温調節にエネルギーを使いすぎて疲れていたのかもしれません。
◇塾の規模は?
1対1の個別指導で、生徒数は10人以下のことが多かったです。
広告などによる宣伝は行わず、たまに紹介で新しい生徒さんが来るだけです。
◇塾で教える内容は?
主に中学生、ときどき高校生です。
定期テスト対策・入試対策をします。1コマ60分。希望に応じて、英語・数学・国語を教えます。
私は学校に勤めていたとき、国語を教えていました。
しかし学習塾での国語の需要は低く、塾では英語を中心に教えています。
◇いつから働き始めた?
退職したのが3月31日で、4月から働き始めました。
母が教えていた生徒を2人ほど、私が担当するようになりました。
◇どれくらい働けた?
退職してから始めて担当したのは、中学2年生の男子2人。最初は母が担当していた生徒さんだったので、主に母が教え、たまに私が教えるというスタイルで始めました。
体調的に安定して働けるようになってくると、その2人の生徒さんを私の担当とし、週に2回ほど働くことに。
体調を整えて毎回確実に仕事をするというのが目標。休まないように。
1年目は夏の暑さに負けて体調が悪くなったり、雨の日は頭痛で動けなかったりと、しんどい日もありました。
ただ、個別指導なのでそこまで大きな声を出す必要もなく、学校で働くよりはずいぶん楽でした。
この時期の私は「週に2回も!継続して働けるようになった!」と大きな進歩を感じていました。
スモールステップです。
◇給料は?
塾で働き始めて1年目のころ。
1コマ60分で1500円もらっていて、
月給は、平均12000円くらいでした。
少ない!笑
この頃は傷病手当金や退職金も残っていたので、ちょっとお小遣いを稼げて嬉しいな〜くらいの感覚でした。
実家で暮らし、生活費もかからなかったので何とかなっていました。
これらを支払い続けると、1か月に3万円ほどの出費になるので、あっという間に貯金が尽きてしまいます・・・。
年金の免除・猶予申請をした体験記↓
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◇まとめ。無理せずジワジワと社会復帰。
「1日8時間働く」or「無職」という極端な考え方にならず、「働けるだけ働く」という選択も悪くないです。
身体が(心が)元気になったら働ける時間も長くなります。(私も順調に?労働時間を増やしているところです。)
「平均80年くらい生きる中で数年間働けなかったくらいどうってことないよ・・・」と、友達や家族になら迷わず言えるけれど、自分にはつい厳しくなってしまいますね。
自分にも優しい言葉をかけてあげたいです。
お読みいただき、ありがとうございました!