しまねこ先生、学校辞めました。

元中学校教員。病休•休職経験あり。現在は小さな学習塾をやっています。HSPの傾向あり。自律神経失調症。体調を崩しにくい働き方を模索中。

20代教員、退職して無職に。年金の免除・猶予申請をした結果。

こんにちは。元・公立中学校教員のしまねこです。

自律神経失調症で休職。20代で退職しました。退職後も体調は不安定で、すぐに再就職できず無職に。

(正確にはアルバイト程度の収入あり)

 

この状態で国民年金(月に16000円ほど)を支払うのは厳しい!ということで、年金の免除・猶予申請をしました。

 

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審査の結果、年金の支払いを猶予してもらうことができました。

今は払わなくていいから、今後払えるようになったら払ってね。ということです。

 

どのように申請したのかご紹介します。

 

 

 

 

◇年金「猶予」と「免除」の違いは何?

 

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年金の「猶予」とは

今は年金を払わなくていいけど、そのうち払えるようになったら払ってね。というもの。

 

ただし10年以内に払わないと、将来もらえるはずの年金が減ってしまいます。

 

簡単に言えば、1年分払ってない人は1年分減る、2年分払ってない人は2年分減る・・・というイメージのようです。期間に応じてもらえるお金が減るみたい。

 

金額の減り方を詳しく知りたい方は、ネットで計算式を調べて計算してみてくださいね!

 

年金の「免除」とは

免除にも色々あって、全額払わなくてよい「全額免除」や、半分だけ払う「半額免除」などがあります。

 

こちらもやはり、将来もらえる年金額に影響が出ます。

 

たとえば全額免除の場合。

 

免除の期間は全額支払わずに済みますが、免除を受けた分、将来もらえる年金が少なくなります。

 

どのくらい減るかというと・・・

 

本来もらえる金額の半分くらいになるようです。

 

1年間免除を受けたら1年分が半額に、2年間免除を受けたら2年分が半額に・・・というイメージかと思います。

 

逆に言えば、支払わなくても半分はもらえるということでしょうか。

 

ちなみに・・・

免除を受けたけどやっぱり払える状況になった!というときには遡って支払いできます。

 

ただし10年以内なら。で、支払えばその分だけもらえる年金が増える(免除によって減る予定だったものが、回復する)みたいです。

 

要するに、

猶予・・・10年以内に払わなければ、払ってない期間分はもらえない。

免除・・・10年以内に払ってもいいし、払わなくても多少はもらえる。

 

 

◇仕事を辞めた人は免除になる可能性が高い?

免除や猶予は、病気などの特別な理由がなくても受けられます。年金機構が私たちの前年度の所得を調査し、去年の所得が多いか少ないかで審査されます。

 

ただそれだと、去年は働いてたから所得があったけど今年からは無職!という私のような人は免除・猶予が受けられない。

 

そんなときに「特例免除」という枠があります。失業者であることを示せば、去年の所得をゼロとして審査してもらえるというもの。これだと審査に通りやすくなりますね。

 

私もこれで申請したのですが、免除の審査は通らず・・・。

 

おそらく、退職するにあたり、親と世帯を一緒にしたことが原因だと考えています。

 

どういうことかというと・・・。年金免除は家族の経済状況も込みで審査されるようなのです。

 

それで、「あなたのお父さんは会社員でしっかり稼いでるみたいだし、そこまでお金に困る状況ではないですね?」と判断されたと思われます。

 

親と世帯を一緒にした理由はこちら↓

 

kuro-neko3.hatenadiary.jp

 

 

 

◇どんな手続きをした?

提出した書類

国民年金保険料免除・納付猶予申請書

離職票のコピー

 

この2点を市役所に提出しました。あと、年金手帳も一応持っていきました。

 

国民年金保険料免除・納付猶予申請書」という紙は日本年金機構のホームページからダウンロードできます。市役所でももらえます。

 

※状況によって提出書類が違うかもしれないので、よくご確認ください。まぁ、不備があったら市役所の人が言ってくれると思いますが。

 

◇いつ申請した?申請の更新が7月?

基本的にいつ申請してもいいみたいです。私は3月末に退職してすぐ、4月上旬には申請しました。

 

「制度を知らず、退職してから数か月経っちゃった!」という場合でも、遡って申請できるみたいです。

 

そして、免除・猶予を続ける場合は1年ごとに申請し直す必要があります。

 

ただ!この制度は年度の切り替わりが7月なんです。これがちょっと意外でした。(ふつうは4月で次の年度になるというイメージですよね。)

 

私は4月に申請したので、7月に年度が替わってからもう一度申請しないといけませんでした。

 

◇申請時にちょっと困ったこと

今って何年度?問題

令和4年4月10日に申請する場合。「年度」を記入する欄には「4年度」と書くのか?と思いきや「3年度」が正しいそうです。

 

さっきも言ったように7月基準なので

令和3年7月~令和4年6月の間は「令和3年度」と書く

令和4年7月~令和5年6月の間は「令和4年度」と書く

 

という具合だそうで、ちょっと分かりづらかったです。笑

 

 

離職票いるの?いらないの?問題

最初に市役所に行ったときは離職票が必要とは言われませんでした。離職票も持って行ったのですが、必要ないからと返却されたんですね。

 

で、申請を終えてしばらく経ってから日本年金機構から手紙がきて・・・。

 

失業を理由に申請する人は、離職票がないと審査できません。と書かれていました。え!?市役所の人は要らないって言ったんだけど!?と思いつつも郵送で提出しました。

 

離職票って何?問題

そもそも離職票って何?そんなのもらってなくない?って感じだったのですが・・・。

 

公立学校教員の場合「人事異動通知書」の「辞職を承認する」と書いてあるものが離職票に当たるようです。それなら退職するときにもらっていたので、コピーして提出しました。

 

◇審査結果は郵送で来た

審査の結果は年金機構からハガキで来ました。申請してから1か月半~2か月くらいで届きました。

 

このハガキに、「免除」になったか「猶予」になったかが書いてあります。

 

 

 

◇猶予の継続は郵送で済んだ

ちなみに、今年度(令和5年度)も続けて猶予申請をしました。現在は自宅で自学習塾をやっているのですが、なかなか年金を安定して払えるほどは稼げておらず・・・。

 

ある日、年金機構から手紙が来て、猶予を継続するなら書類を出すように(郵送可)と書かれていました。申請書類も同封してくれていたので、書いて郵送して終了。なんともカンタンでした。

 

もしかしたら、最初の申請も郵送で済んだのかも・・・。よく分からないことが多いです。笑

 

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今回は年金の免除・猶予について、私の体験をご紹介しました。

 

10年以内に払えるんだろうか・・・と不安な気持ちもありつつ、今現在払わなくてよいことにはたいへん助かっています。

 

使える制度は使って、心穏やかに過ごしたいですね。

 

お読みいただきありがとうございました!