こんにちは。元・公立中学校教員のしまねこです。2022年3月をもって、中学校教員を辞めました。
休職できる期間はまだ残っていたのに、早めに辞めてしまった理由についてお話します。
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◇理由①「代わりの先生が来ないから」
代わりの先生、一度は来てくれたのですが・・・。短期間しか働けない方で、またすぐに代わりがいない状態に。
代わりの先生がいない=他の先生が臨時で授業をする、または自習となる。ということ。私がいないことで先生方に負担がかかり、生徒も国語の授業が遅れがちに。
面談時にこんな状況を聞いてしまうと・・・。申し訳なさを感じて気持ちが休まりませんでした。
校長先生のほうからこの話が出たわけではなく、私が気になって質問したんですけどね。聞かなければよかったです。笑
休職の権利は誰にでもあるのだから、休んでいる間のことは気にしなくてもよかったなぁと今では思います。
ただ、同僚のみなさんには親切にしてもらっていたので、あまり大変な思いをしてほしくないというのが強かったです。
◇理由②「復職を考えるとメンタルが乱れる」
休職している間、定期的に面談がありました。何を話すのかというと、「いつごろから復職できそうか。」ということです。
これがあるたびに「体調も戻って来たし、復職すべきなのか?」「でも前みたいにハードに働ける状態か?」と葛藤していました。できればもう学校で働きたくないというのが本音でもあり。
すると、もう一つの悩みが。「もう働く気がないのに休職し続けていいのか?」ということ。いいに決まってるんですけどね。権利ですから。でも面談でなんて言ったらいいのか・・・。本音を話して大丈夫なのか?というのが悩みどころで。いつも曖昧に「まだ体調が戻らなくて・・・。」とか言ってました。
「復職しようと努力したけど、3年経っても無理でした。退職します。」が理想なのは分かります。そこをあえて「復職する気はない」と言ったらどうなるのか・・・?
休職者としてふさわしい態度でなければ、手当金がもらえなかったり退職させられたりするのか・・・?
面談がある度、こんな風に悩むのが嫌で辞めたくなってしまいました。
◇理由③「手当のため病院に行くのがつらい」
傷病手当金をもらうには、内科の先生に所見を書いてもらう必要がありました。1か月ごとに。それが苦痛で・・・。見た感じはわりと元気だったので、まだ休みたいと言いづらかったんですね。
内科の先生のほうも特に治療することがないので、困ってたんでしょうね。心療内科を勧めてくれました。でもなんとなく行きづらくて。
「死にたい」とか思って泣いてた時期もあったけど、学校から離れたらそう言う気持ちも消えていました。だから「今現在、何を相談したらいい?」と思っていました。「心の病気だと言われたら嫌だな」という気持ちもあり。
今言えることは、とりあえず行ってみて「疲れやすく長いこと働けてない」という状況をそのまま言えばよかったんじゃないかなということ。
先生から何かアドバイスをもらえたかもしれないし。傷病手当の所見が頼みやすくなった可能性もあったのに・・・。
傷病手当金については、こちら↓
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以上のことから「退職したほうが悩みも減って早く元気になれそう!」と思って辞めてしまいました。全体的に、私が繊細すぎる&考えすぎのような気がします。
ただ、退職すると気分がスッキリして、いろいろなことに前向きに取り組めるようになったのは事実です。
実家の理解があったのも大きいです。「辞めた方が気持ちが落ち着くなら・・・」と言ってくれました。
ただ、もう少しお金をもらってからでもよかったかな、と思うこともあります。笑
次回は退職金などについて書いてみます。