こんにちは。元・公立中学校教員のしまねこです。自律神経失調症で休職。20代で退職しました。
退職後、健康保険について手続きが必要になりました。
学校から与えられていた保険証を返却したので、新しく保険証を作る必要があったのです。
しかし私はこういう手続きが苦手で。どこに行って何をすればいいか見当もつきません。
同じように悩んでおられる方に向けて、実際どんなことをしたのか紹介します。本当に初歩的な内容です。
- ◇健康保険証を新たに作る必要がある。
- ◇年金事務所で相談
- ◇「国民健康保険」に入る?何それ・・・?
- ◇扶養に入るという選択肢
- ◇結局どうした?
- ◇国保の手続きはどうやった?
- ◇年金の「猶予」が受けられた
◇健康保険証を新たに作る必要がある。
退職してすぐ、公立学校共済組合から配布されていた「健康保険証(病院で使う保険証)」を返却しました。もう公立学校共済の組合員ではなくなったので。
よって、新しく健康保険証を作る必要がありました。と言っても、どこに行ったらいいの・・・?
私がまず行ったのは「年金事務所」というところ。
◇年金事務所で相談
勤務先の事務職員から、「まずは年金事務所に行ってどんな手続きが必要か確認してください」と言われたので行ってみました。
ところで年金事務所って何?って感じだったんですけど、地域ごとにそういう事務所があるようで。私は実家の近くにある年金事務所に行きました。市内にこんな建物あったんだ・・・笑
中の雰囲気は銀行に近かったです。総合受付で要件を告げる→待合スペースで待つ→呼ばれたら窓口へ。という流れ。
窓口の男性に、「学校教員を辞めたけど、どんな手続きをすればいいか全く分かりません。」と相談しました。
◇「国民健康保険」に入る?何それ・・・?
窓口の人によると、会社などの組織に属していない人は「国民健康保険」というやつに入らなければならないそうです。
国民健康保険ってどんな制度?
まず、日本国民はみんな「健康保険制度」に加入し保険料を払っています。
健康保険に入ることで、病院で使う保険証がもらえるのです。病院の受付で「保険証みせてください」とか言われるやつです。
要するに、会社に属していれば自動的に健康保険に入っている。そうでなければ自分で「国民健康保険」というやつに入らならない、ということ。
国民健康保険を「国保(こくほ)」と略して呼ぶことも多いみたいです。
で、無職になった私は「国民健康保険」に入る必要があります。
保険料はどれくらい払う?
前年の所得がいくらだったかによって、今年の健康保険料(いくら払うか)が決まります。
私の場合、前年は給料や傷病手当もらっていたので、1年間の所得が153万ほどでした。この金額を基準に計算し、保険料が決まります。
計算式は自治体によって違うみたい。市のホームページやパンフレットで調べられます。
国民健康保険は高い!
会社に属していると、保険料を会社が半分払ってくれる制度があります。恥ずかしながら、働いてる時は知らなかったんですけど。
会社を辞めるとそれがなくなって、全部自分で払うから高くなる・・・と。
じゃあ、もし私が国保に入ったらどれくらい払うことになるのか。
うちの市の計算式で計算してみると、年間で18万円くらいでした。
無職でこれを支払うのはちょっと大変かも・・・。体調の関係で、しばらくまともに働けない可能性が高いし。
◇扶養に入るという選択肢
そこで年金事務所の方から提案が。父親の扶養に入ってみてはどうかと言われました。
就職したとき、実家から独立する手続きをして一人の世帯になりましたが、再び実家と世帯を一緒にするということ。
私の父は会社員なので、父と世帯を一緒にすれば、私も「会社員の家族」になれます。
会社員とその家族の保険料は会社が半分払ってくれるから、国民健康保険よりはずっと安くなるようです。
絶対それがいいじゃん!と思いきや、ひとつ注意があるらしく・・・。
年金の免除が受けられない可能性
ちょっと年金の話を。年を取って仕事をやめてもお金がもらえるように、私たちは年金を積み立てています。
会社勤めの人は給料から自動で払っていますが、会社を辞めると自ら支払わなければなりません。
ただ、何らかの事情で収入が少ない人は、申請すれば支払いを免除してもらえる制度があります。(そのぶん、年を取ってからもらえるお金が少なくなりますが)
私も退職して収入がなくなるため「今年は年金を払わなくていいよ!」となる可能性がありました。
しかし父の扶養に入ると、「あなたのお父さんは会社勤めでお金があるだろうから、免除はできないよ。年金ちゃんと払ってね。」と言われてしまう可能性が高いそうです。
①扶養に入れば健康保険料は安くなる。けど年金の免除は受けられないかもね。
②扶養に入らず独立したままなら、高い健康保険料を払うが、年金は払わなくて済むかもね。
という話。こんな話、年金事務所で教えてもらわないと絶対分からなかった・・・。
◇結局どうした?
いったん、国保に入りました。
父の会社のほうで、私が扶養家族として受け入れられるか分からない・・・?みたいな問題があった気がします。
前年度の収入が多すぎると、扶養に入れないとかだったかな。
前年度は傷病手当金をもらっていたから金額が微妙なラインで、確認に時間がかかったような気がします。
でも早く保険証を作らないと急病のときに困るから、とりあえず国保に。
で、最終的には父の扶養に入ることができました。父の会社から許可が下りました。
なので、一度国保に入る→国保をやめる→父の扶養に入る、というちょっと面倒な手続きになりました。
◇国保の手続きはどうやった?
年金事務所ではどんな手続きをするのか教えてもらうだけで、実際の手続きは市役所で行いました。
年金の手続きなら年金事務所でできそうだったけど、健康保険は市役所の担当なんですね。
国保に入るのも、親と世帯を一緒にするのも、とりあえず市役所に行けばなんとかなりました。
提出書類は市のホームページで調べることができます。
たとえば国保に入る場合。うちの市では「職場の健康保険の資格喪失証明書」というのが必要と書いてあったので、持参しました。
あとは市役所の人に「国民健康保険に入りたい」とか用件を言えば、いろいろ指示されました。
◇年金の「猶予」が受けられた
最後にまた年金の話。扶養に入ったので「免除」は無理でしたが、「猶予」を受けることができました。
「今年は払わなくてもいいけど、余裕ができた時に払ってね。」というやつです。
年金猶予の話はこちら。↓
お読みいただきありがとうございました!